今日から新たな仕事が始まりまして、バタバタしています。
福岡・佐賀・長崎・大分の各県を回る大仕事。
何も移植時期と重ならなくてもいいものを……と不安はつきませんが、請けた仕事はきっちり完了させるのが私なりの流儀(いや当たり前か)。
せめて移植前に一番の遠方を片付けておこうと思いまして、行ってまいりました。
玄界灘に浮かぶ離島、壱岐(いき)島へ。
ワタクシ、壱岐島に渡るのは生まれて初めてです
どうもきれいなビーチが散在していて夏場は格好の遊泳スポットなんだそうですが、福岡からはジェットフォイルという高速艇もしくはフェリーしか交通手段はありません。
往復で1万円以上かけてまで泳ぎに行く人はなかなかいないんじゃないかと…。
燃料代高騰の余波がまだここには残っていました…経費とはいえ痛い出費。
ここはやはり揺れが少なくて時間短縮もできるジェットフォイルに乗ることにしまして、朝10時過ぎから乗船手続をすませて桟橋で待機。
博多港第一ターミナル。晴天ですが風は冷たくて死にそうでした。
桟橋手前の看板をパチリ。ここからいろんな島への船便が出ます。
このジェットフォイル、乗船前のイメージは『ビジネスマンの渡島の足』だったのですが。
こう言うと大変失礼かもしれないもののあえて言います。
観光目的のお年寄り率、超高いっすーーっ
かつては大陸との交通の要だったこともあって点在している古墳や遺跡、荒く高い玄界灘の波が永い時をかけてつくりだした見事な景勝地の数々、そういったものを観て回るコースがどうもあるらしいのです。
大声で話している皆さんのお話をこっそりしっかり聞いちゃいました。
いくつもの観光グループがある意味キャピキャピとテンションをあげていくさまに、完全に圧倒された形の私と数人のビジネスマン
何だかすごい熱気でしたよ………
でも約1時間の船旅、何だかウキウキします。
船から望むヤフードームや福岡タワー。普段見ない角度なので新鮮。
えーと、これでも一応仕事しに行ってます
穏やかな天気のおかげで大した揺れもないまま壱岐島の港のひとつ、芦辺(あしべ)港で下船。
訪問先は港から徒歩で行ける得意先。
福岡への帰りの便は14時台と18時台に各1便しかないので、とにかく急いで移動
本当は、「せっかくだから子宝温泉に入って帰ろうかな~」とか、「金運がつく神社があるらしいからタクシーででも行ってみようかな~」などと不埒なことを考えていたのですが。
そんな時間全然ナッスィング
壱岐島のよさに何ひとつ触れることができないまま、下船して2時間半後には乗船という強行スケジュールでした。
むしろ当たり前です、お仕事なんですから…。
せめて船から見える鳥居に手を合わせ…真っ白な鳥居が神々しい。
何だか旅行記みたいになってしまいましたが(しかもデジカメを持っていく時点で軽い旅行気分…)、海がきれいで癒されちゃいました
来月も同じく仕事で来ることになりそうですが、やはり滞在時間は2時間半の予定。ちぇっ。
さてさて、明日はいよいよ3回めの移植をします。
7月採卵分の凍結胚はすべて融解し、可能なら2個移植します。
おそらく再凍結できる余裕はないと思うのでこれが採卵分のラスト移植になるでしょう。
融解後の成長が悪かった前回移植の胚と同じだから、正直あまり期待していない…というかできません。
でもやってみないと何も始まらないし、結果も分からないから。
11月の終わりに請けた仕事が予想外の移動距離と量になってしまって不安があるものの、本来ならみんな妊娠したことに気づかずにあれこれ動いている時期。
もちろん無理はしないけれど、成功するかどうか、すべては卵の生命力に賭けます
まずは融解確認で移植できる胚があるかどうか。これは明日10時すぎには分かります。
移植できる胚があれば11時に病院に行って、お昼前には移植決行ですね。
「移植できる胚がありません」という電話がないことを祈りつつ、今夜はしっかり寝ますよ